2022年 googleのアップデートの歴史を辿ってみた。

googleのアップデートとは?

 Googleのアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを定期的に見直し、検索結果を大規模に改良することを指します。Googleの検索アルゴリズムは日々改良されています。
中でも…年に2回〜4回ほど行われる、大規模な改良では…その度に大きな順位変動が起きます。
順位の変動は、サイトのジャンルなどによって様々ですが…アップデートによって、順位が上下する事があります。
アップデート直後にサイトの順位が一時的に下がったとしても、もとに戻るケースもあります。
したがって…アップデート後1〜2週間程度は、順位変動を注視する必要があります。

googleupdateの歴史

2000年9月の検索サービス開始以来、googleは様々なアップデートをしています。
中でも大きな変動を伴う代表的なアップデートの歴史を追いながらどのようなアップデートをしたのかを見ていきましょう。
これらのコアアップデート(コアアルゴリズムアップデート)には名前がついています。
ここでは名称でアップデートの歴史を見てみましょう。
googleはこのgoogle界を正しく健康的な市場にしてくれる「神」的な存在です。絶対的な民主主義にのっとり…違法を取り締まり、頑張るWeb運営者を評価するシステムを作ろうとしています。
もし短期的にこのgoogleを欺(あざむ)く事が出来たとしても…googleは必ずこれを対策します。
即ち…私達はgoogleの意図する「意思」に従い運営をすることが最も正しい方法です。
その大きな起点となったのが…ペンギンアップデートとパンダアップデートではないでしょうか?
SEO業者が撤退を余儀なくされたこのアップデートから「google界」が正常化されたと言えます。

ではこれまでgoogleの行った代表的なアップデートを見てみましょう。

目次

2003年2月 ボストンアップデート(Boston Update)は…Googleアルゴリズムアップデートの中で、一番はじめに名前を付けて公式発表されたアップデートです。
アルゴリズムの変更とインデックスの全体データの更新が行われたボストンアップデートですが、以後は定期的にアップデートが行われるようになりました。
カサンドラアップデートはリンクへの取り締まりを強化するために行われたアップデートです。
意味のない…隠しリンクや、低品質なリンク、など取り締まりの対象となり、また不自然なバックリンクを大量に集めた「リンクファーム」ページへの対策が始まりました。
ドミニクアップデートは…カサンドラアップデートで強化したリンクの取り締まりを、さらに強化されたアップデートと推測されています。
エスメラルダアップデートは…インデックスデータの更新頻度を増やすために実施されたアップデートです。
クローラーの回遊頻度が増える事で…より正確な検索結果の提供が可能となりました、
あ、はや データ更新頻度がさらに増えて、継続的な更新を行われるようになりました。
フリッツアップデートは…エスメラルダアップデート同様、インデックスデータの更新頻度を増やすために行われたアップデートです。
月1回だったデータ更新頻度は、全体の更新が完了するまでに数日を要していましたが、エスメラルダ・フリッツアップデートが実施された後は、毎日のように更新され、その都度検索順位が変更される仕様になりました。 その結果、ユーザーに常に鮮度の良い情報が提供されやすくなりました。
フロリダアップデートは ページタイトルと本文が一致しない…観点性が低い…意味のない大量のキーワードを詰め込んだページやコンテンツの取り締まりが強化されたアップデートです。
フロリダアップデート以後は、意味のない大量のキーワードを詰め込むことでGoogleにサイトの内容を誤認させる、「キーワードスタッフィング」と呼ばれる手法のページの評価を下げました。
オースティンアップデートは…2003年11月に行われたフロリダアップデートで見逃された「隠しテキスト」の手法を利用して大量のテキストを詰め込み、文字数を稼いでいるサイトの評価を下げました。
さらに「ヒルトップ(Hilltop)」というアルゴリズムが導入されたオースティンアップデートでは、著名人や専門家による発言や専門性を理解し、このような著名人や専門家のサイトを「エキスパートサイト」と認識してより評価するようになりました。
ブランデーアップデートはリンクの評価を見直すなど、大きく分けて3つの重要な施策されました。

(1)LSI(Latent Semantic Indexing)の導入

LSI(Latent Semantic Indexing)の導入が導入されたことで、同じ意味や対象を表わす略語を認識するようになりました。
例えば、このアップデート以前は「JK」と「女子高校生」を別の言葉として認識していましたが、アップデート後は同一のものと認識が出来るようになりました。

(2)リンクの関連性(link neighborhoods)を判断

リンク先とリンク元のサイトの関連性が認識されるようになりました。
 結果、良質なサイトからリンクを貼られた場合、リンク元だけではなく…リンクを貼られた先のサイトも良質だと評価される可能性が高くなりました。

(3)アンカーテキストの妥当性を評価

リンクの関連性同様に…アンカーテキストがリンク先の内容と、関連しているのかを判断できるようになりました。
 “「難波でお勧めのたこ焼きならココ!」というアンカーテキストをクリックしたら全く関係のないアダルトサイトにつながる。“ ということがこのアップデートでなくなりました。
ノーフォローアップデートは「nofollow」タグをHTMLファイルのヘッドセクションに追加することで、外部サイトから貼られたリンクと自分のサイトの関係をGoogleが認識しないようにすることが可能になりました。
無関係の…質の低いサイトから不自然なリンクを貼られても、自分のサイトの評価を下げないようにするための施策です。
パーソナライズドの検索開始は検索エンジン利用者の検索履歴を元に、最適な情報を検索結果に表示させるために導入されたアップデートです。
検索エンジンを使って検索したキーワードの履歴や…検索した地域、閲覧の傾向などから、検索ユーザーの検索意図を予測して…最適な情報が検索結果に表示されるようになりました。
グーグルローカル導入と は…店舗名や住所…営業時間、地図などの店舗情報をインデックス化して、検索結果に反映できるようにした機能です。
ビッグダディアップデートは2005/12 …低レベルなSEOを排除する為に、スパム排除を主な目的とした実験データセンターである「Bigdaddy」が更新されました。
これにより…衛星サイトからのリンクやリンクファームからのリンク…隠しテキストなどスパム行為と判断されるSEO施策をするサイトが評価を下げました。
ユニバーサル検索導入はこれまでの検索結果を一新し…ユーザーが探している情報をより速く、より簡単に提供するための新しい検索モデルを導入しました。
これは…GoogleはWeb上にある多様な情報を検索とするだけでなく…Googleが提供している各種サービスを使って集められた情報も検索対象にすることにより利便性を高める施策だ。
これにより店舗マップや…右窓に情報の掲載がされたり…様々なデザイン変更が行われました。
カノニカルタグアップデートは…重複コンテンツとして低評価扱いされてきた類似ページの問題を解決する為に導入されたアップデートです。
HTMLソースのヘッドセクションにカノニカルタグ【rel=“canonical”】を組み込むことで、重複ページに分散していた評価を1つのページに結合する施策を言います。
つまり…canonical(カノニカル)タグとは、ページ内容が類似・重複している場合に、正規のURLがどのページなのかを検索エンジンに伝えるHTMLタグです。。
パーソナライズドサーチアップデートは…ユニバーサル検索と同様…ユーザーの所在地や閲覧履歴、SNSでのつながりを把握して、ユーザー毎に検索結果をさらに細かくカスタマイズして表示する為のアップデートです。
個人の検索履歴に準じる為…、同じキーワードで検索しても、人によって異なることがあります。
カフェインアップデートは…Google検索エンジンのクローラーが高速でインデックスできるように、インデックスシステムの再構築を目的に導入されたアップデートです。
これにより、インデックス速度が強化されました。
カフェインアップデートは…Google検索エンジンのクローラーが高速でインデックスできるように、インデックスシステムの再構築を目的に導入されたアップデートです。 これにより、インデックス速度が強化されました。
パンダアップデートは…Googleアルゴリズムアップデートの中で、2012年に導入された最も有名なアップデートです。
品質の低いコンテンツは検索結果の上位表示されにくくするためのアルゴリズムですが、googleは日本語を“読める”ようになったとさえ言われるアップデートでした。例えばテキストのオリジナルを判別し…コピペで作られる品質の低いテキストの評価を下げたり…「関連ワード」をデータベース化する事によりテキストの品質を評価する事もできるようになりました、
これにより…品質が良いサイトは順位が上がり、品質が悪いサイトは順位が下がるようになりました。 パンダアップデートは、その後も定期的にアップデートが実施されています。
ペンギンアップデートは…検索順位を上げることを目的に行われるブラックハットSEOや、スパム性のある行為を厳しく取り締まるために導入されたアップデートです。
平たく言えば…seo対策目的の被リンクを取り締まるアップデートとして有名です。 リンクファームなどの…Googleの品質ガイドラインに違反したSEO手法を用いているサイトからのリンクを低品質と判断し、検索順位を下げるとされていた時期もありました。
ウエブマスターツールに警告が届くと、スパムリンクを探しすべて排除するまで順位が戻らないと言われる時代もありました。しかし…ペンギンアップデート4.0が更新された現在は、スパム性のあるものに対する評価をマイナスではなく、単に「無視(無効化)」するようになっています。
クオリティーアップデートは…検索順位を上げることを目的に行われるブラックハットSEOや、スパム性のある行為を厳しく取り締まるために導入されたアップデートです。 Googleの品質ガイドラインに違反したSEO手法を用いているサイトからのリンクを低品質と判断し、検索順位を下げるとされていた時期もありましたが、ペンギンアップデート4.0が更新された現在は、スパム性のあるものに対する評価をマイナスではなく、単に「無視(無効化)」するようになっています。
モバイルフレンドリーアップデートは…スマートフォンの普及に伴い、モバイルからのアクセスが増加したことから導入されたアップデートです。
スマートフォンやタブレットからもサイトが見やすく最適化されているかを評価するアルゴリズムです。
インタースティシャルアップデートは…アプリとWebサイトのインタフェースにポップアップとして表示される広告(インタースティシャル広告)を設定しているサイトの評価を下げるものです。
日本語アップデートは…パンダアップデートやクオリティアップデートのように、内容の薄いコンテンツを評価しないようにするものです。
ただし…その名前が示すように、このアップデートは日本語検索表示が対象で、日本国内における検索順位がよりユーザーにとって正しいもに変わるものと捉えるといいでしょう。
それまでは、コンテンツの内容が薄くても、技術的なSEO対策をしていれば検索上位を狙うことができていました。日本語検索アップデート以降は、しっかりと内容のあるコンテンツを制作しなければ検索順位を上げることができなくなりました。
医療健康アップデートは…2017年12月に実施された「医療・健康」に関する検索結果の向上を目的としたGoogleアルゴリズムのアップデートです。
googleは…毎日膨大に検索される「医療・健康」に関する検索ジャンルを、その影響の大きさから重要視しています。
健康アップデートが与えた影響は非常に大きく、医療・健康に関するコンテンツを作成したアフィリエイターなどに大きなダメージを受けたと言われています。
スピードアップデートは…読み込み速度が遅いページの評価を下げるアルゴリズムです。
優れた情報や…中身が充実していたとしても、そのページを表示するために読み込み時間を要してしまうと、ユーザーの満足度は下がってしまいます。
スピードアップデートにより、ユーザーがページを快適に閲覧できる環境を作ることが求められるようになりました。
BERTアップデートは…2019年に実装された検索結果の質を向上させるためのアップデートです。
人工知能の自然言語処理技術「BERT(バート)」を使い、検索クエリのニュアンスや文脈を理解した上で、関連性の高い検索結果を表示するというものです。
Core Web Vitalsアップデートは……Googleはユーザーがより快適に検索エンジンを利用できるように、検索順位の評価指標を定期的にアップデートしています。そしてWebサイトの検索順位を決定する要素として、2021年6月から新たに運用開始となった指標が「コアウェブバイタル」です。 コアウェブバイタルとは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善を目的に導入されたサイトの評価指標のこと。ではコアウェブバイタルとは、具体的にどのような指標なのでしょうか。今回はコアウェブバイタルにおけるWebサイトの評価指標や、コアウェブバイタル対策に使えるツールなどについてご紹介します。
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