コア・コンピタンス (Core competence)とは?
コア・コンピタンス (Core competence)とは何であるのか?
簡単に言えば「ライバルと差別化できる優位点」のことを言います。
つまり…広義に言えば、特定企業の活動分野において「競合他社に真似できない商品やサービス」または「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」の事を言います。
コア・コンピタンス (Core competence)とは…ゲイリー・ハメルとプラハラードがハーバード・ビジネス・レビュー Vol.68(1990年)へ共同で寄稿した「The Core Competence of the Corporation[1]」の中で登場した概念です。その中でコア・コンピタンス (Core competence)は「顧客に特定の利益をもたらす技術やスキル…ノウハウの集合である」と説明されています。
ゲイリー・ハメルとプラハラードの定義によると、コア・コンピタンスは次の3つの条件を満たす自社能力のこととされています。
◆ 顧客に何らかの利益をもたらす自社能力
◆ 競合相手に真似されにくい自社能力
◆ 複数の商品・市場に推進できる自社能力
具体的な例として自動車産業が取り上げられ、ホンダにおけるエンジン技術(芝刈り機や除雪機…自動車までコア技術を幅広く展開)や、フォードによる買収前のボルボにおける安全技術などが挙げられています。
Web市場でコアコンピタンスが重要な訳
何故Web市場にコアコンピタンスが重要なのでしょうか?
リアル市場には「商圏」が存在します。例えばコンビニエンスストアで言えば4km四方を一つの集客エリアと定め、これをドミナントエリアと称します。
しかしウエブには商圏がありません。
検索ワードで表示されたライバルたちは…全て横並びの情報となります。
例えば…「リフォーム 大阪」で検索するとします。
検索結果には…大阪のリフォーム会社が「ズラッ」と並ぶでしょう。
当然、検索順位が上位であるほど優位です。しかし…右図でわかるように、案外下位まで検索されているのが分かります。
何故なのか? 一つは…大きな買い物なので思慮深い検討をしていることがあげられますが、最も大きな要因は「コアコンピタンス」がない事です。
つまり…ダラダラと次を検索されているのは「競合他社を圧倒的に上まわるレベル」をアピールで来ていないからです。
つまり…選ばれる理由がないサイトではWeb市場では勝負ができないと言う事がお分かりいただけると思います。
コアコンピタンスを持つことの優位性
コアコンピタンスを持つことでWeb市場を優位に戦える理由として…「ライバルとの差別化」があげられます。「リフォーム 大阪」というワードで戦う事は、あまたのライバルと凌ぎを削ることとなります。
しかし、例えば…「トイレリフォーム 大阪」だと如何でしょうか?専門性を高める事でライバルが減るだけではなく…Googleは高い評価をしてくれます。
左図をご覧ください。「トイレリフォーム大阪」で1位を獲得する事で、月間約180件の流入数が見込めます。
これは「リフォーム大阪」の上位2位までがリクルートの比較サイトである事を考えれば「リフォーム大阪」で2位を獲得するのと等しい数字です。難易度は遥かに違うこのワードセレクトで見てもコアコンピタンスを持つ優位性は伺えます。
テーマを絞り込むことのデメリットはないのか?
「トイレリフォーム 大阪」に絞り込んだサイトでは総合的なリフォームの仕事を取りこぼすのでは?と心配される方は多くいます。
逆です…
トイレリフォームを依頼いただけるお客様は…だいたいこう仰います。
「お宅はキッチンのリフォームは出来ないの?」
「お風呂のリフォームは出来ないの?」
トイレのリフォームでいい仕事をすると…消費者は「この業者さんに任せれば安心」という意識を埋め込めます。
消費者も当然、トイレしかしないリフォーム業者だとは考えません。
家の配管など触ってもらった業者にお願いした方が安心できるという意見の方が圧倒的なのです。この小さな仕事から家のリフォームまでたどり着く方が容易と言って過言ではないでしょう。
他に例を出すのなら…コアコンピタンスを「ワイン」とするレストランで…ワインだけを飲みにくるお客様はいません。食事とともにワインを楽しむことでしょう。
サイトの中で「選ばれる理由」を絞り込み多くの集客をする。
絞り込んだテーマは必ず相乗効果を生み出します。
もしテーマを絞り込むことに難色を示すのなら、それはWeb市場で勝ち残る体質ではありません。今すぐコアコンピタンスを策定しWeb市場へ挑むことをお薦めします。
Web市場におけるコアコンピタンスとは?
Web市場におけるコアコンピタンスとは…「競合他社に真似できない商品やサービス」または「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」と言った概念とは一線を置きます。
目的がWeb市場を勝ち抜く事であるわけですから、ハードルは少し低いモノとなります。
それではコアコンピタンスとは言えないのでは?と言う事になりますが、少し頭を柔らかくしましょう。コアコンピタンスを追求すれば…おそらく達成できる企業などほとんどいないでしょう。私たちがコアコンピタンスと申し上げているのは「他社のの差別化」であり「選ばれる理由」という緩いモノです。
コアコンピタンスの選定方法
コアコンピタンスを作るのは容易ではありません。現在のビジネスを根幹から変えなければならないケースもあります。
しかしAIDMAからAISASに移行する市場動向を示唆すれば、現在のビジネスモデルで次代を勝ち抜けるのかを判断するべきタイミングでもあります。
Search社会となった今…Searchを軽視したままのビジョンでは淘汰されることは間違いありません。ではSearch社会に強い企業とは如何なるものでしょうか?それこそがコアコンピタンスなのです。横並びの情報から「選ばれる理由」を手に入れたビジネスだけがSearch社会で勝ち抜ける権利を有します。
さて、とは言え何から着手していいのかは難しいモノです。
ブレーンストーミングから可能性を見つける
まずは会社全体の意見を出してみることが先決です。
経営陣だけで話し合っても正確な回答は出ません。もっと言えば社員だけで話し合っても正解にたどり着けるかどうかはわかりません。
これは弊社の協力会社のクライアントのお話しです。
千葉県のリフォーム会社のお話しです。
リフォーム業界新規参入の同社は…Web市場で顧客開拓をする為に「どこよりも安く」をモットーとしていました。この展開が功を奏し、業績は上昇を続けていました。
しかし価格勝負のライバルが対等…コアコンピタンスの制定を目的にお客様にアンケートを取った結果が興味深いモノでした。「どこよりも安く」をモットーに展開したビジネスであったはずなのに…お客様のほとんどが「親身になって情熱的に一生懸命仕事をしてくれる」と言う評価を頂いたのでした。新規参入が故に…常に全力でお客様の要望に真摯に向き合った結果…お客様は「価格」ではなく「姿勢」に共感してくれていたのです。
この自分たちでは気付かなかった「企業評価」をこのリフォーム会社では新たなコアコンピタンスとしてWebサイトを作り替えたところ…売り上げはさらにアップしていったのです。
何故このお話をしたのかは…企業の魅力は自分たちの想定したモノではなくお客様が感じるものである事を知って欲しかったのです。
しかし業態によりアンケートをするのは難しい業種もあります。この場合においても決して経営陣だけの話し合いでトップダウンするのではなく…会社全体で意見を募りブレーンストーミングを経て、コアコンピタンスの選定をすることが望ましいと考えます。
コアコンピタンスとは「競合他社に真似できない商品やサービス」である訳ですから…貴方の会社のもっとも優位点(魅力)を育てるのが有効手段となります。
優位性がないビジネスなら優位性を作ろう
必ずしも優位点だけでコアコンピタンスを決定しなければならない訳ではありません。
「競合他社に真似できない商品やサービス」である以上、ライバルが生まれにくいコアコンピタンスでなければいけません。上の例で上げたリフォーム会社では「親身になった接客」をサイトテーマにしました。コアコンピタンスの策定をする企業が少ない今だからこそこのサイトテーマでも業績は上げられますが…実はこのコアコンピタンスは「真似されやすい」という欠点を持っています。もちろん真似をされようが…先行したアドバンテージは大きいはずです。サイトのボリュームも…差があるでしょう。
もし貴方のビジネスが他社に比べて優位性に乏しいのなら…何に優位性を見出せば「選ばれる理由」になるのかを考えてみましょう。
「価格の追求」「サービスの充実」「商品の絞り込み」「豊富な商品知識」どの分野でも構いません。何かの1番を目指す企業体質を構築し、意識の共有をしましょう。
そして…共有した意識をサイトテーマにしていくのです。
これは名古屋市の天白区にある本屋の話しです。今は大型店舗で集客する本屋が有利とされていますが、その本屋は地元に昔からある小さな本屋でした。駅からの距離も微妙で特色もない本屋出たのですが、2代目が店を継いでから激変をしたのです。あとを継いだ息子さんは「ミニタリーマニア」で狭い本屋の雑誌以外の本を全てミニタリーの本で埋め尽くしたのです。この噂が瞬く間に広がり…この本屋は「商圏」を度外視した「全国」から集客をする本屋になったのでした。
もしビジネスが物販であるならこのような商品の絞り込みもコアコンピタンスにしやすいケースです。
弊社のコアコンピタンス
弊社のコアコンピタンスは「CMS」のクオリティとビジネスを成功につなげる技術力です。
弊社のGMSのクオリティ(サービス内容)でこの価格は絶対他社が真似できないモノだt確信を持っています。
まさに…
「競合他社に真似できない商品」「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」なのです。
安物のCMSでは…Web市場を勝ち抜くことなどできません。
何故なら…Web市場を勝ち抜くにはインハウスSEOが不可欠であり…そのために皆CMSを導入する時代です。自分だけがCMSをしているのなら圧倒的な勝者になり得りますが…誰もが導入すれば、CMSのクオリティが差を生み出します。
私たちが提供するのは「CMS」というシステムだけではありません。
1.Search時代を勝ち抜くWebの重要性の教育(社内セミナー)
2.Googleに評価されるサイト設計でのCMSのご提供
3.CMS操作研修(実際に会社訪問して操作習得頂きます)
4.アナリティクスの設定&研修
5.SEO対策研修(基礎知識から最新情報まで実地研修)
6.操作からSEO対策に至るまで永久サポート(フリーダイヤルで承ります)
これらをパッケージしているからこそ「格安」「激安」であると確信しています。
逆にどれが欠けても「インハウスSEO」は成功しません。
ダイエットを志し…通販の安物器具やサプリメントを試すようなものです。
「痩せる!」という触れ込みを鵜呑みに信じても効果が上がる人などほとんどいません。
何故なのか?
全てが理論値だからです。おそらく日常の摂取カロリーが規定値以内で適切な運動+「安物の運動器具またはサプリメント」なら痩せるかもしれません。
つまり「成功」に必要なモノは…「アイテム」ではなく…「モチベーション」なのです。
無策なCMSとは「安物のダイエット器具」に過ぎないのです。
貴方にやる気と知識があれば「成功」できなくはないですが…99%は成果を出せません。
弊社のサービスは「CMSの提供」ではなく「Web市場を勝ち抜くノウハウ」だからこそ「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」であり…コアコンピタンスなのです。
じつは弊社のWebサイトは以前は…「印刷物」や「激安Webサイト」などを中心としたものでした。実際…「激安ホームページ制作」で検索順位1位を取っていたころもありました。しかし…弊社ではWeb市場を勝ち抜く応報論は「インハウスSEO」意外にはあり得ないことから、CMSの販売モデルに変えていきました。
弊社が提供したいのは「サイト」ではなく「成功」だったのです。
弊社ではこの熱い想いからコアコンピタンスを策定しています。
結果…
「CMS 激安」1位
「CMS 激安 大阪」1位
「CMS 安い」2位
「格安CMS」1位
「CMS 成功」2位
「勝つ Web」1位
「勝つ Web制作」1位
「更新できるホームページ」4位
「自分で更新更 ホームページ」7位
など…確かな技術とコアコンピタンスのおかげで輝かしい検索順位を獲得しています。
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