サイバーエージェントと京大との共同研究でGoogleのランキング影響要因を分析

amebaのSEO事業部と京都大学が共同研究

SEO対策完全マニュアル 株式会社サイバーエージェント アメーバ事業本部 Ameba マーケティング&テクノロジー室と京都大学との共同研究でGoogleのランキング影響要因を分析をしたという記事を読みました。京都大学では2012年の「ペンギンアップデート」「パンダアップデート」以来Googleのアルゴリズムについて研究を進めて来たようですが、その中間報告が2013年にされています。
これは弊社のSEO対策の認識とほぼ合致した内容でしたが、一点だけ疑問に思ったのは「発リンク」についての項目です。
同記事によると、
「発リンクを止めるとランクが下がるという実感がある」という記載がありました。
これまでにブログで書いてきた内容にもあるように、「発リンク」は直帰率を高める要素であると私は考えています。
現在のSEO対策を思慮するに、閲覧者動向はサイトの勝ちを見極める大きな要素であると考えています。
実際、Googleアナリティクスを触っていれば実感出来るのですが「なんでこんな事まで?」と思えるような事までアナリティクスでは把握しています。Googleがこれほどの閲覧者動向データを取得しているのであれば、サイト評価をする大きな要素となるはずです。
中でも「直帰率」の項目は「過剰SEO対策」をもっとも疑える項目となります。
例えば…貴方が歯痛になり大阪の歯医者を検索し…開いたサイトが、東京の歯医者ならば…「イラッ」としながらページを閉じるでしょう。「過剰SEO対策」をしたサイトは、このように「直帰」されてしまうことが多いので…「直帰率」が高いサイトはGoogleから嫌われる傾向です。貴方のサイトから外部サイトへ移動する事は「回遊率」を下げる事になります。回遊した先からの離脱であれば「直帰率」にはカウントはされませんが、ロングテールSEO時代です。その「発リンク」ページに直接、流入する可能性もありますので「直帰率」になる可能性はあるでしょう。
つまり私達は「発リンク」が多いと言う事が「直帰率」を高める結果になるのでは?という考え方を持っています。
しかしGoogle目線で考えた場合、「発リンク」をすると言うのは「外部サイト」を評価する事なので、Googleから見ればサイトの評価をする良い指標となります。Googleからすれば「発リンク」を啓蒙して「評価要素」を増やしたい狙いがあるので「加点」される事は予測されます。もちろん、解りやすい情報共有をする事で自社サイトのユーザビリティが高いと言う評価加点を得られる可能性も示唆されます。これらの「加点」と直帰率を高める「減点」。はたしてどちらに分があるのでしょうか?
私は「直帰率」の減点が大きいと考える立場です。何故ならGoogleは「ゴール」の設定を推奨している事からも、「回遊率」を含めた閲覧者動向に対する評価が大きいと考えています。
いずれにせよ「発リンク」が加点対象である報告がある以上は軽視も出来ません。私達は出来るだけ下位ページからの「発リンク」を皆様にお勧めします。
また前節でも書いているように「30分以内」の帰還は「直帰」にはならない事からも「発リンク」先が補足程度の目的にするなど思慮深いリンクを心がける事をお薦めします。