ユーザー 行動とは?

ユーザー行動
アナリティクスのユーザーの中にある「行動」ではユーザーの「概要」に比べてより詳細なユーザーの行動を教えてくれます。ユーザーの行動の中には「新規とリピーター」「リピートの回数や間隔」「エンゲージメント」と三つの項目に分かれています。
この項目では「回遊」「離脱」「直帰」と言ったセッション当たりの行動ではなく…「リピートしたユーザー数」「リピートの回数」「リピートの間隔」など、長期的な行動についてまとめたレポートがこのカテゴリーです。
ここで重要になるのは、コーポレートサイトにとって「リピート」が中止すべき項目かどうかと言う事でしょう。
例えばECサイトのように、イベントなど…リピートを促す施策をすればこの項目はその効果測定となり得ります。
ではコーポレートサイトにとっての「リピート」は有効なのかどうかを見ていきましょう。

「ユーザー」 → 「行動」 → 「新規とリピーター」

ホーム画面から、「ユーザー」 → 「行動」 → 「新規とリピーター」をクリックしましょう。
ユーザー → 「行動」 → 「新規とリピーター」
このレポートでは…全体の新規/リピーター比率を見ることができますます。
「New Visitor」が新規セッションとなり…「Returning Visitor」がリピーターのセッションとなります。
Googleアナリティクスの「新規」「リピーター」はユーザー数ではなく訪問数についての指標です。
基本Googleでは「過去2年」のデータを採用していますので、2年以上前の訪問は「新規ユーザー」にカウントされます。

新規とリピーターをコーポレートサイトでどう活かすか?

非常に難しいです。
「新規」のセッションと「リピーター」のセッションではユーザーのニーズや属性が異なるので、企業様に必要な、分析をして施策をする必要があります。
弊社では…あまりこの項目は役に立っていないです。
弊社のサイトはこの項目を見て頂いても分かるように…コーポレートサイトの部分が2割…参照サイトの部分が8割なので、リピーターは弊社の「商品目的」だけではなく…「知識目的」が多い傾向です。
通常のコーポレーションサイトでは…リピートするのは

1.サイトの商品やサービスに興味があり戻ってくる
2.検索エンジンでヒットしやすい
3.ライバルや同業他社のサイトチェック

と言ったことが考えられます。
1であるのなら「サイトの魅力」であり…2なら「サイトの精度」、3の場合においても「同業者にライバル視される有料サイト」といった具合に「リピートの数」はサイトの優劣の指標となります。
リピート数を見て「サイト運営の発奮材料」にすることをお薦めします。
ただし…1の場合「決定要素の欠落」と言う見方もできます。
サイトの運営方法やサイトの方向性によって、思慮深い判断が要求されます。
余り難しい事を申し上げても迷うだけなので…弊社の考え方では「リピートは宝」を思い、リピートを増やす施策に注視していくべきだと思います。

「ユーザー」 → 「行動」 → 「リピートの回数や間隔」

ホーム画面から、「ユーザー」 → 「行動」 → 「リピートの回数や間隔」をクリックしましょう。
ユーザー行動-リピーター
この項目はアナリティクスの中でも特にわかりにくいです。
弊社でもこれを解読するのに苦労しました。
上図にも書いたように「セッション数」とは?セッションした数ではなく…「リピートした回数」と解釈しなければなりません。
つまり…上図で言えば【3回リピートしてくれた人が10人いる】と言う解釈になります。
また…【9-14】は9回~14回リピートしてくれた人を示し、赤枠の【201+】は201回以上と解釈しましょう。
つまり弊社では【200回以上リピートしてくれている人の数が140人】となります。
通常のサイトでは【200回以上リピートしてくれている人の数が140人】なんてことはありませんが、弊社のサイトは「参照サイト」の役割が強く、ヘビーリピーターが多くなったのだと思います。
※ここで一つご注意いただきたいのが…リピートの数はサイト創設以来、カウントされている事です。
Googleは「新規セッション」等では過去2年間と言う期間を設けていますが、この項目にはそれがありません。
つまり下図にある「201+」は、これまでに弊社のサイトを201回以上訪問してくれているユーザーが2019年3月1日に21人訪れている。と言う解釈になります。
ユーザー行動-リピートの間隔2

リピートの間隔

ユーザー行動-リピートの間隔
リピートの間隔は文字通り「ファーストセッションから次訪問するまでの期間」をまとめたレポートです。
「リピートの回数や間隔」をクリックするとデフォルト画面では【セッション数(リピートの回数)】画面なので、上図の【セッションの間隔(日数)】ボタンをクリックしましょう。
すると、セッションの間隔が「0~120」まで表示されます。
「0」と言うのは「当日にリピート」したことを示します。つまり、弊社では24時間以内にリピートした人の数が386人と言う事になります。「1」の項目は25時間以上48時間以内…「2」の項目は49時間以上72時間以内となります。
少しわかりづらいのは1日目と言う概念ではなく…時間経過軸で「0」が1日目である事です。
まあこの数字を詳細に把握する必要はないので、深く気にする必要はありません。
むしろ留意する点は、「0」以外の数字です。
日をまたぎリピートするという事は関心の高さが伺えます。
「0」のセッションは他社比較の為にその場で完結された可能性があります。
つまり「1」以上の数字こそが、関心の深さのバロメーターとすべき指標と言う事です。

エンゲージメントーセッション数

ユーザー行動-リピート-エンゲージメント-セッション時間

エンゲージメント とは、企業や商品、ブランドなどに対して ユーザー が「愛着を持っている」状態を指します。
わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 そう言う意味合いを持つこの項目が示しているのはズバリ「滞在時間」です。
もちろん「直帰率」が高ければサイトへの関心の無さを伺わせます。同様に滞在時間が長ければ長い程、「サイトへの関心の高さ」の指標と言う事です。

ではまず…「ユーザー」 → 「行動」 → 「リピートの回数や間隔」 → 「エンゲージメント」と進んでください。
デフォルト画面では「セッション時間」が表示されています。
0-10秒とは?滞在時間が10秒以内なので…ほぼ直帰したことを示しています。しかし、セッションが288に対してページビューが293と言う事は…10秒以内に回遊して離脱した人が5人いたという事になります。
それはそれで凄いなって思いますが…いずれにせよサイトへの関心は薄いことを示唆しています。
滞在時間が長ければ長い程、サイトへの関心が高いという指針になるので、滞在時間を長くする施策を心がけましょう。

エンゲージメントー訪問のページ数

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エンゲージメントー訪問のページ数は文字通り「リピーターが訪問時、何ページ閲覧したのか?」を知るレポートです。
訪問時のページ数はコンテンツの品質と有効性を理解するうえで優れた評価基準になります。
コーポレートサイトにとってもこれは同じでしょう。
1ページ目で離脱されていれば…「検索意図」と「サイトテーマ」の整合性がマッチングしていないか…コンテンツの品質に問題があると考えましょう。
当然これは「直帰率」と同様の判断基準なので、コーポレートサイトの運営者はこの項目を注視する必要性は低いと考えますが…多くのページを閲覧してくれているヘビーユーザーがどれくらいいるのか?2~5ページほど閲覧してくれている「購買予備層」の人数もチェックしておいて損はないと思います。
コーポレートサイトだからと言ってこの項目を軽視するのではなく、大きな変化を見つけたときはその変化の原因を突きとめて・サイト改善の足掛かりにすることが大切だと思います。
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