失敗するホームページ


ホームページ制作に携わっていると、自我を押し付けるお客様が多いことに悩まされます。
私たち制作者は「閲覧者目線」でご提案をしていきます。しかしお客様は自我にこだわりすぎるあまり、デザインの指示に始まり設計に至るまで…思い通りのサイトにしたいと言われます。
もちろんお客様(オーナー様)の意向に沿った制作は基本ですが・・・何もかも言いなりに作ればいいというわけではありません。

制作業者によっては意向を聞いてからじゃないと制作を開始しないところもあるようです。
なぜなら提案型の制作形式ではほとんどが二度手間となるからです。
ご要望を聞き入れてからの政策であるのなら手直しが格段に少ないのです。
しかしお客様(オーナー様)の予期しないものを作らなければ閲覧者の心を射止めることなどできません。
現在のウエブサイトは昔に比べて個性が失われています。
無個性で目立たないサイトを作ってもビジネスは成功しません。
検索順位の上位にあったとしても魅力的な商品やお得感のあるサービスなど・・・サイトのコアコンピタンスを明確にしなければ閲覧者はすぐに移動してしまいます。

せっかく頑張ってSEO対策をしてもサイトに魅力がなければビジネスにつながりません。
貴方のサイトが閲覧者に支持されるべく理由を考えてください。
そしてその理由を最も演出できるサイト設計を心がけてください。
失敗するサイトの多くは「あれも…これも…」と掲載したい情報を詰め込んでしまい、サイトを選ばれる理由をうまく伝えられないケースです。

私たち制作会社の人間は閲覧者の立場で制作を行います。

自我を主張しすぎるサイトでは好ましい効果は得られないケースが多いことを知りましょう。