コアコンピタンスを知りサイトテーマを絞り込もう。

コアコンピタンスを知りサイトテーマを絞り込もう。

コアコンピタンスバナー
コア・コンピタンス (Core competence)とは?
ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に優れているレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事を指します。

Web市場とは?検索条件により、類似する情報が横並びに比較ができる市場です。比較検討しやすい市場であるからこそ…コアコンピタンスを明確にする必要があります。
貴方がWeb市場で頑張りたいのは…上位表示されるためですか?売り上げを上げるためですか?SEO対策を努力して、閲覧者が訪問してくれても…次の情報へ行かれてしまえば意味がありません。貴方のサイトの「強味」を知り…適切にアピールすることこそが「売れる」サイト作りへとつながります。

貴方の会社がお客様から何故支持されているのか?ご存知ですか?
「サービスの良さ?」「リーズナブルな価格?」「営業マンの対応?」「高い品質?」「便利な立地?」「商品知識?」

弊社のクライアントが「自社の価値」について調査したお話です。
不動産業をしていたT社は「仲介料の安さ」を武器にして営業を展開していました。T社もまたそれが自慢でお客様へ自信をもって仲介をしていたようです。あるとき私共の提案で、ネットアンケートを実施しました。内容は簡単なもので、いくつかの項目をチェックするだけで、お答えいただくと500円分のクオカードをプレゼントするモノでした。このキャンペーンで集まったアンケートは70件余りだったそうです。そしてT社は「コアコンピタンス」に関する驚愕の事実を知ることになったのです。
「仲介料の安さ」を武器に展開していたT社に対して利用者のほとんどが「営業マンの熱意」という項目を選択していたのです。
T社は自社のコアコンピタンスを「仲介への熱意」へと変更。ウエブサイトにも「仲介への熱意」の項目を強化して展開をしたところ、業績が2年連続で2割増しを記録しました。それまで停滞していた売り上げを押し上げる起爆剤となった「仲介への熱意」は…同業他社が力を注がなかったコンセプトでした。同業他社も「仲介料の安さ」をアピールし…お客様は「安いことは当たり前」になっていたのです。
プラスアルファの価値をいち早く見つけ…それをコアコンピタンスとして社員が一丸となり、さらなる熱意で対応した結果が、実を結んだのです。


貴方が考える企業の存在価値は…本当にお客様目線で正しく見極められていますか?

他社と同じ分野で競うあうのではなく…他社を圧倒する能力を育てていますか?
市場がWebへ移行すれば…情報は横並びになります。コアコンピタンスがない会社ではお客様に選んでもらえません。

さあ!貴方の企業の存続価値を知ろう!


PS T社が「コアコンピタンス」を手に入れるために使ったマーケティング費用は41,322円だったそうです(笑)
古いSEO対策フロー
これまでのSEO対策とは…「ビッグワード」を目指し多くのライバルの中でしのぎを削るようなものでした。しかし現在では多様化する検索環境の中で、「よりニッチ」な検索をされる時代となっています。つまり「池袋 ラーメン」と言う検索よりも「魚介スープ ラーメン 池袋」や「豚骨ラーメン 池袋東口 安い」など…賢い検索をする時代となっています。
「ビッグワード」型のSEO対策は閲覧者流入数は多いかもしれません。しかし…ミスマッチな流入数を増やすことで直帰率も高めることとなり、必ずしも高いSEO効果を得られるとは限りません。
より閲覧者ニーズの高い情報を提供するには…ニッチなワードに特化することが必要でしょう。
このように一長一短を併せ持つビッグワードSEOでは、SXO(閲覧者成功体験)を推進するGoogleアルゴリズムにそぐわないだけではなく…ビッグワード上位を獲得することは難易度も高く、得策とは言えません。
新しいSEO対策フロー
では?ニッチワードを施策するとどのようになるのか?
「魚介スープ ラーメン 池袋」や「豚骨ラーメン 池袋東口 安い」などは「ラーメン 池袋」に比べれば、コアコンピタンスを持つ絞り込みテーマと言えるでしょう。
これらのニッチワードは
OK, Google!や「Siri」などの音声認識の力も相まって…非常に検索率が高くなっています。検索エンジン利用者が賢くなっただけではなく…検索エンジンも賢くなり、利用者が多様性に富んできています。
当然、ニッチワードならタイトな情報が得られることから「ページ滞在時間」は伸び…「直帰率」を防ぐ効果も高いです。
まさにサイトテーマの決定こそがSXO対策に最も大きな影響を及ぼすことからも、思慮深いサイトテーマの決定をしなければなりません。
下層ページフロー
具体的には、indexトップには最もビッグワードを施策するのが一般的です。
ビッグワードを育てる唯一の方法論は…下位ページを育てることにあります。それはindex数だけ増やせばいいモノでありません。
第一階層には…ビッグワード(ワード生態系の頂点)を設置。…その共起語となり得るワード(関連キーワード)を第二階層に必ず設置。第二階層ではできるだけページテーマ(設置ワード)の見識を…Googleに読み込ませるためのテキストとして設置。…第三階層も第四階層もその繰り返しがをしましょう。
繰り返しが多ければ多いほど上位ワード育っていきます。
ここで注意するべきは、できるだけ各ページのテーマを明確にすること。同一テーマのページを作らないことです。同コンテンツ内でテーマを分散することは「ページパワー」を減らすことになります。できるだけ左の図のような設計図で施策するとよいでしょう。