Google が掲げる 10 の事実を考察10

10. 「すばらしい」では足りない。

 Google にとって一番であることはゴールではなく、出発点に過ぎません。Google では、まだ達成できないとわかっていることを目標に設定します。そうすることで、目標達成に向けて全力を尽くし、期待以上の成果を残せるからです。Google は、技術革新を繰り返し、機能性の高いサービスに対して、さらに期待を上回る改良を加えています。たとえば、正しいスペルの単語を入力したときに正常に検索されるのを見たあるエンジニアは、スペルが間違っているときの処理方法について改善の余地を見出し、直感的で役に立つスペル チェッカーを開発しました。 たとえユーザーが自分の探すものを正確に把握していなくても、ウェブで答えを探すこと自体はユーザーの問題ではなく Google の問題です。Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。たとえば、Gmail を始めたときには、当時のどのメールサービスよりも多くの保存容量を提供しました。今考えると当たり前のサービスですが、そう思えるのは、現在 Google のメール容量が新たなスタンダードになっているからです。このような変化をもたらすのが Google の望みであり、新たな一歩を踏み出す方向を Google は常に探しています。つまり、現状に満足しないことが Google のすべての原動力となっているのです。

※考察 第三者の評価だけでは満足しません。求められるのは実用性です。本当に社会や人々の役に立っているか。実際に人々の生活をより良く変えているのか?googleは「素晴らしい」のその先を見据えています。
その例えが「予測変換」です。googleの検索エンジンは正確な言葉ではなくとも利用者の欲しい情報に辿り着けるよう様々な機能でサポートしています。スペルの間違いは勿論…「もしかして…」の表記で不正確な単語でも答えを導こうとしてくれています。