SXOデザインを考える

SXOデザインとは?
SXOデザインとは?ユーザビリティを追求したデザインを言います。
「洗練された」や「スタイリッシュな」と言うカテゴリーではなく…閲覧者を目的地へいち早く案内することを目的にデザインを行います。

ユーザビリティを考える事が大切
SXOデザインの概念を「デパート」に例えてみましょう。
もし貴方が「名刺入れ」を買おうと思いデパートに来たとします。デパートには広い店内に…様々な売り場があり「名刺入れ」がどこに売っているかがわかりません。貴方ならどうしますか?
1.全フロアを歩いて探す。
2.information看板を見て探す。
3.information窓口で案内してもらう。

1.は全フロアを歩いて探すとは…informationも看板もないサイトを意味します。
2.は案内看板が設置されたサイトを意味します。
3.は検索窓の設置されたサイトを意味します。

貴方はどのサイトで買い物をしますか?
つまり「ユーザビ
ティ」とは?訪問者が心地よく買い物ができる環境を作ることを言います。

無意味に英語表記だったり…案内看板が無かったり…看板の文字が小さかったり…
貴方がスタイリッシュを目指すあまりに犠牲にしているモノこそが「ユーザビリティ」ではないでしょうか?
それだけではありません。
例えば…「紳士服」「婦人服」「食品売り場」などカテゴリーを解り易く分けたり…実演販売や比較表を準備したり…品質や性能を解り易く図解説明をしたり…「お客様の立場に立ったサービス」は無限と存在します。
めんどくさいからと言って文字だけのサイトになっていませんか?フローチャートを準備したり…専門知識のあるサイトを案内したり…めんどくさいけども…訪問者目線で施策することがSXOデザインなのです
SXOデザインはサイト設計
から始まっている
サイト利用者は暗黙のルールを知っています。
人により知っている範囲は様々ですが…
例えば「地下は食品売り場」や「1階は化粧品売り場」…「最上階は飲食フロア」など…デパートでも暗黙のルールは存在します。
では?ウエブサイトの暗黙のルールって何でしょう?
「最上部の看板(ヘッダー)をクリックすればトップページに行く」…くらいはご存知ではないでしょうか?(※トップに行かない明らかな設計ミスのサイトもあります。)
そう考えた場合に…トップページの役割はおのずと決定します。
当然、このページが「information」であれば「迷わない」サイトとなります。

上部にあるメニューを【グローバルメニュー】…サイドにあるメニューを【サイドメニュー】と言いますが…これらも案内看板の一つです。必ず全ページ共通にすることが大切でしょう。
そしてこれらのメニューがデパートで言
フロア案内となります。
各フロアのトップページは…フロアの案内看板となる必要があります。
これらが一般的なサイト設計図の基本と言えます。
サイト利用者はだいたいサイトとはこういう設計になっていると…知っています。
無策に作られたサイトや…前衛的な差別化を目指すサイトなどが「迷路」サイトとなりがちなので…注意しましょう。
看板はデザインと配置で決まる!
基本的なサイト設計が分かったところでバナーの重要性を説明します。
サイト訪問者のほとんどは「目的訪問」です。
このご時世…URLを打ち込んで訪問する人などいないでしょう。
ほとんどが検索エンジンを経由して訪問してきます。
そして…「検索ワード」から流入する人は…入り易く出易い傾向にあります。
そこには店主も居なければ…隣に同じようなモノがある訳ですから…気兼ねなく入り…気兼ねなく出ていきます。
そう…わざわざ分かりにくく魅力のないサイトに滞在する必要はないのです。

では?滞在させたり回遊させたりするにはどうしたら良いのでしょうか?
それこそがバナーの仕事なのです。
バナーは「視覚に訴え」➡「興味を引き付け」➡「中へ引き込む」役割を持っています。

弊社のサイト(サイドバナー)をご覧ください。
弊社では現在「CMS」と言うワードで施策をしています。
CMSの検討をする人はいったい何を求めているのだろうか?…を考えた場合に
私達は…「CMSで成果を上げたい人」がこのサイトを訪問すると…想定しています。
そう考えた場合…アイキャッチは何が一番良いのかを考え…最も集客率の高い位置にそのバナーを設置しているのです。さらに…その下の3つのバナーは補足したテーマで…訪問者のタイプに合わせて入り口を設置。取りこぼしを防ぐ効果を狙っています。
勿論…その下には訴求力の高いバナーで「価格重視」の訪問者へも引き込みができるような施策をしています。
「品質」を求めるお客様と
価格を求めるお客様が…そのテーマに合ったアプローチで、回遊を促すことが…サイト運営の基本と言えます。
気兼ねなく退室される環境だからこそ…バナーを駆使して引き込めるサイトを心がけることが必須となります。
コンテンツの作成は
どうすればいいのか?
コンテンツ(内容)については…Googleが評価する施策があります。
バナー制作は費用が掛かるので…まずは基本のコンテンツ作りをマスターしましょう。
上の項目でも書いたようにテキスト作成する場合に…どうすればユーザビリティを高められるのか?具体的に説明していきましょう。まずは下の二つのページをご覧ください。
比較サイトSXO施策前
この二つのサイトのテキストは一緒のモノを使っています。
まったく同じ内容ですが右のページには目次が設置されて…文章も見やすくしています。(フォントも大きめです)
実はこの二つのページはSXO対策の為に作り直す前と後のモノです。
一昔前のSEO対策では「テキストの質と量」で内部評価が決まっていました。その為、私はただ闇雲に文章作成をして掲載してきました。
しかし、この文章だけのページを誰が読もうと思うでしょうか?我ながら読もうとは思わないモノです。しかしSXO対策施工後のコンテンツ(右側)はテキストをテーマ別に細分化。さらに…細分化した文章に目次をつけることで…閲覧者はコアに欲しい情報へ辿り着けます。
さらに各項目の看板を設置する事で、ページ内リンクでジャンプしても…一目でどこに飛んだのかがわかるように施策しています。
そして最上部のでは?テキスト全部を読む場合にかかる時間を明記。これは…交通看板によくある「目的地までの距離」の役割です。これもまた…ユーザビリティの一つと言えます。
コンテンツ中ほどの赤枠の黄色い部分は…ソフトの名前となっているため読む必要が無いのであえて色分けをしています。
比較サイトSXO施策後

さらに…全てのソフトウエアにリンクを設定したのもユーザビリティを高める施策です。
同じ内容でも施工前のモノと施工後のモノではGoogleの評価が変わります。
Googleはロボットなのでバナーを評価することは出来ません。しかしページ内リンクを見れば目次の存在は確認できます。
SXO対策を推進するGoogleの目的は、情報の細分化と…その情報への案内ではないでしょうか?検索体験最適化の意味を考えれば、この施策をしないサイトはWeb市場で勝ち抜くのは困難だと思います。
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