2018年Googleアルゴリズム200徹底解説!

googleのアルゴリズム200項目を徹底解説

要因別アルゴリズム

2015年以降のアップデート情報

2015年以降のアップデート情報

2015年4月下旬から5月初旬にかけてGoogleは、コンテンツの「質(Quality)」に関するアルゴリズムに変更した事をSearch Engine Landに発表しています。これによりランキングの変動も大きく発生、パンダアップデートと類似したランキングの下落傾向にあるようです。つまり…低品質なコンテンツを提供していることが下落の原因とされ、CMS増加時代、「コンテンツ数が多ければ上位表示される」というアルゴリズムが噂されたことに対して無意味な(文字数が少ない、サイドテーマと無関係)ブログが増加しました。これを是正するために対策されたものと考えらています。
アルゴリズムの詳細な内容については2015年5月現在では発表されていません。
Googleのグレッグ・コラード氏は2015年10月末に、数か月前からRankBrain(ランクブレイン)と呼ばれるAI を導入していることを発表しました。
RankBrain(ランクブレイン)は、ユーザーが求めている検索結果の精度を高めるアルゴリズムと推測、ランキングを決定する一歩前の段階の要因だと考えられてています。 RankBrainは、マシーンラーニングで、新しいクエリやロングテールキーワードに強く影響を与える単独のシグナルとされています。
Googleのゲイリー・イェーシュ氏は、クエリの理解よりも検索順位を決定するスコアに影響すると発言しています。
これは2017年に発表されたSXO対策の源流とも解釈され、
アルゴリズムにおいて3番目に重要な要因であることを明確にしています。
SXO対策とは?
(Search Experience Optimization)とは、サーチエクスペリエンス最適化の頭文字をとったものです。 直訳すれば検索体験最適化となります。
AMPとはモバイル端末のウェブページを高速化するプロジェクトです。
モバイルフレンドリーの次のステップとされるAMP(Accelerated Mobile Pages)は、対応ページがモバイルGoogle検索結果で見つけやすくなります。
今やモバイルの検索率がパソコンを上回っています。
モバイル検索のアクセス、コンバージョン、検索順位を向上させたいのならば、ページの読み込み速度はとても大きな要因でしょう。
AMP(Accelerated Mobile Pages)ニュース系コンテンツでメリットを発揮し易く、流れるようにコンテンツを閲覧することが可能です。AMP化がモバイル検索時のランキング要因になるのも時間の問題でしょう。
しかし、2016年5月の段階では、ウェブサイトのAMP(Accelerated Mobile Pages)化はランキング要因にはなっていません。(WordPressサイトにAMPを実装する方法はこちら。)
2016年10月に、モバイル検索において全てのAMP対応ページには、AMPラベルが表示されることになりました。これによりユーザー体験の向上による、リピートトラフィックに大きな影響を及ぼすと考えられています。
2016年11月、Googleはモバイルファーストインデックスの実施を公式発表しました。
さらに2018年3月末に、Google はモバイルファーストインデックスへの移行を開始したことを公式発表しました。これは、PCではなくモバイルページを評価対象に検索順位を決定するためのモノです。
モバイルファーストインデックスはレスポンシブデザインを導入しているサイトは基本的に特別な対策の必要性はありませんが…Google検索の根幹に関わる大幅なアップデートと言えるでしょう。
 Google 検索のインデックスは、サイトやアプリについての単一のインデックスとして存続していました。
モバイルファーストインデックス(MFI )に移行しているサイトは、Search Console に通知されます。なお、MFI はランキングアルゴリズムではなく、インデックスの仕組みの変更のため、MFI への移行の有無はランキングに影響しません。
モバイル インデックスを、より広く展開します。
 この方法でインデックスされたとしても、ランキング影響する事はなく、モバイル フレンドリーの評価とは独立して動作します。

2013年に導入されたハミングバード。いわゆるsiriなどの音声への対応のためのアルゴリズムです。SEO のゲームを変えたといわれています。ハミングバードアップデート発動以来、現在のversion1.2.7まで実に13回のアップデートをしているハミングバードは、ユーザーの検索意図を理解し、適切なコンテンツを提供することを主目的としています。
これにより、メタキーワードの概念は無効化されてしまいました。それは、運営者が任意でキーワードを設定しなくても…ユーザーのニーズに合致するコンテンツをGoogleが考えて上位表示します。
特定のキーワードに固執することなく、検索クエリを理解できる能力が向上しました。
Googleは、2017年2月3日に日本語検索に於けるコンテンツの評価方法を改善したことを公式発表しました。これは、日本語だけをターゲットとした珍しいモノです。
 今回のアップデートは、SEO対策を目的としたサイトが大きな影響を受けます。
つまり…検索結果のより上位に自ページを表示させることを目的とした、品質の低いサイトの順位が下がります。

ユーザーに有用で信頼できる情報を提供するサイトを見極めるアルゴリズムがまた進化したという事になります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
今回のアップデートは、低品質なコンテンツを提供しているサイトをターゲットとしたアルゴリズムです。具体的な対象に言及はされていませんが、まとめサイト(キュレーションサイト)などがターゲットだとみられています。
実際に、WELQ のような低品質な記事に過度な SEO という戦略をとっているキュレーションメディアの検索順位の下落が確認されています。
フレッドアップデート(Fred Update) とは?2017年3月に発生した検索順位の世界的な大変動に対する名称を指します。
Google社員のゲイリー・イリェーシュ氏が「
今後は特別な発表がないアップデートは”フレッド”と呼ぶ」発言したことから名付けられました。

今回のアップデートの詳細な情報は発表されていません。何故順位変動が行ったかは不明です。
googleは、2017年4月26日に信頼性の高いコンテンツを表示されやすくして、事実と異なる内容や、差別的・攻撃的・悪意のある低品質なコンテンツのランキングを低下させることを目的に、フェイクニュース対策のためのアップデートを発表しました。

■Googleでは、評価者向けに公開している「検索品質評価ガイドライン」の改訂を敢行。 フェイクニュースなどの…予期せぬ不快な検索結果、誤解を招く情報、悪意のある行為、根拠のない陰謀説などを含む低品質なウェブページについて、より詳細な例を追記しました。

■検索アルゴリズムのアップデート
健康やお金、安全、法律、ニュース(
Your Money or Your Life)の分野で、より品質を重視するようにシグナルを再調整されました。この変更によって影響を受けるのは、検索全体の0.25%とされています。

■オートコンプリート、強調スニペットのフィードバック機能
オートコンプリートと強調スニペットに不適切な内容が表示されている場合があります。
この場合、ユーザーが Google に直接フィードバックできる仕組みを追加されました。
Google 内部では、クロールバジェットという定義はありません。したがってクロールバジェットランキング要素ではありません。
しかし、ウェブマスター向け公式ブログでは、Googlebot での「クロール バジェット」が及ぼす影響について次のように解説をしています。
クロール速度が上がっても、必ずしも検索結果での掲載順位が高くなるとは限らない。Google では何百もの要素を使って検索結果のランキングを決定している。クロールはサイトが検索結果に表示されるために必要なものではあるが、ランキング要素ではない。
googleは2017年10月より Chrome(クロノーム)ブラウザで 、HTTPページのフォームにテキストを入力する場合、シークレットモードで HTTPページにアクセスする場合に、URL欄に「保護されてない通信」というラベルが表示されるようになりました。
これはHTTPページの評価を下げる検索アルゴリズムの変更とは無関係ですが、ラベルの表示はユーザーのサイトに対する信頼性を下げる可能性があります。
Google は、従来の First Click Free (ファースト・クリック・フリー。以下、FCF)プログラムを廃止しました。
新しく採用された“のが…Flexible Sampling”プログラムをです。
Flexible Sampling は、パブリッシャーがペイウォールコンテンツの提供方法を自由に選択できるプログラムです。
 パブリッシャーは、ペイウォールコンテンツを従来の FCFプログラムのように提供する“Metering”と、一部のコンテンツだけを見せる“Lead-in”からビジネス戦略に応じて選択できるモノです。ペイウォールコンテンツの実装は、構造化データのマークアップが必要です。
Google は、2017年12月6日に 医療や健康に関するアルゴリズムのアップデートを公式発表しました。(日本語検索に限る) この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を目指したものです。例えば、一般人からの情報よりも…医療従事者や専門家、医療機関等から提供された情報を、信頼性が高く有益な情報だと位置づけ…より上位に表示するようになりました。この変更では医療・健康に関連する検索の約 60% に影響するとされています。
 また、Google の公式ブログでは、一般人が医療関係者のコンテンツに見つけることができない現状を打破するため…
医療関係者が提供するコンテンツの専門性が高すぎる事に対応、改善を促しています。
Google が日本の医療・健康分野の検索結果のテコ入れのように…
特定の対象へアドバイスをすることは珍しく、日本の医療・健康分野の検索結果に力を入れている事が伺えますす。
Google は、2018年7月からモバイル検索に於けるページ表示速度をランキング要因として採用すると公式ブログ上で発表しました。
これは「モバイルファーストインデックス」導入に向けた施策と推測されます。
この… “Speed Update”(通称) の概要は次の通りです。
ただしこのアップデートは…ページ表示速度が逸脱して遅いページのみをターゲットとしています。影響を受けるページは少ないと思われます。

この ”Speed Update”は、SXO対策の一環であり…ユーザーへの「検索体験最適化」がなされていないごくわずかなページにしか影響はありません。
それがHTMLであろうが…Wordpressであろうが…そのページがどのような技術を用いて制作されたかに関係なく、表示速度だけで評価されます。
依然として
検索意図は非常に強いシグナルです。魅力的で検索クエリと関連性の高いコンテンツは、ページの読み込み速度が遅くても高い順位に掲載される傾向にあります。
PageSpeed Insights で自サイトをチェックして、問題の有無を調べるスタンスで大丈夫でしょう。
Google の公式ブログでは、ページのパフォーマンスを向上させることに役立つ情報やツールが紹介されています。参考にするとよいでしょう。

 【追記 #1】:Google のジョン・ミューラー氏は、
2018年3月の SMX ミュンヘンにて…ページの表示速度を計測するデータとして Chrome User Experience Report(Chrome ユーザーエクスペリエンスレポート)を使用していることを Tom Anthony 氏との話の中で認めました。
また、2018年に改良された PageSpeed Insights は、Chrome (クロノーム)ユーザーエクスペリエンスレポートのデータに基づいて計測してるため、Speed Update 対策として PageSpeed Insights でページ表示速度を確認することは効果的なチェック方法だといえます。

【追記 #2】:
Google の公式ブログにおいて、2018年7月9日に 全てのユーザーを対象に Speed Update のロールアウトを始めたと発表しました。
Google の John Mueller氏の Twitter では、Speed Update は、表示速度がとても遅いサイトにのみに影響を与えて、十分な速度があるサイトが SEO を期待して速度を高めても何も影響しないことを明確にしています。
年に数回行われる…具体的にアップデートの内容が発表されていないコアなアルゴリズムのアップデート情報について記載します。        

【2018年3月上旬

Google 公式 Twitterで 、コアアルゴリズムをアップデートをしたことを発表。
具体的な言及はありませんが、過小評価されているコンテンツの評価基準の変更のようです。

【追記】
パンダアップデートやペンギンアップデートのように…複数の要因を持つアップデートに対して
、Google のダニーサリバン氏は、更新をを行ったことを Twitter で明らかにしました。

【2018年4月21日

 Google公式Twitter は、広範囲に及ぶコアアルゴリズムの変更を実施したと発表。
おそらく、Twitter内で引用情報から、3月のアップデートの調整とみられています。

2018年7月末
Google 公式 Twitter は、2018年7月の最終週にコアアルゴリズムの更新をを発表。
コンテンツの品質評価に大きな影響を与えるアップデートとみられています。
この更新によってランキングに大幅な変動が起きています。
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