検索アルゴリズムの種類【ドメインに関する要因】

ドメインに関する要因

Googleのマット・カッツ氏によると、取得6か月のドメインと1年のドメインにほとんど違いはないと明言しています。
マット・カッツ氏はオールドドメインを購入するよりも、コンテンツ作りに時間をかけるべきという趣旨の発言をしています。
このことから…ドメインエイジは特に重要というわけではないと考えられています。
しかし我々の見解は、ドメインエイジは重要であると考えています。
マット・カッツ氏は、取得6か月のドメインと1年のドメインにほとんど違いはないと明言していますが…取得1年のドメインと10年のドメインに違いが無いとは明言していません。
再三申し上げたようにGoogleの公式発表は私たちをかく乱する情報の伝え方をしています。
その公式発表に嘘はありませんが解釈の角度は様々です。
現に…ドメインを取得してからの時間はアルゴリズムに使用されています。ただし、上位に押し上げるかどうかは定かではありません。

【追 記 1】
私たちが推測するに…もしドメインエイジの評価査定を公表すれば…世界のドメインは買い漁られ…売買されることになります。Googleはこのような不健康な世界を望んでいません。したがって…ドメインエイジアルゴリズムは否定してしかるべきなモノと考えます。
ドメインの契約期間とは?ドメインエイジと違い…ドメイン管理会社との契約期間を意味しています。
Googleの特許によると、1年契約のドメインのはスパム目的に利用されやすいという傾向があるという記述があり、長期契約されたドメインよりの方が信頼があると考えられています。
そのため、長期契約のドメインは信用されやすいというのが定説ですが…Googleが特許を取得しているからと言って…ドメインの契約期間がアルゴリズムに使用されているわけないようです。
マット・カッツ氏は2006年のPubcon(コメント欄)でにて…Whois情報を公開していないサイトは、何かやましい理由があると予測できるので…Whois情報はなるべく公開した方が良いと発言しています。
「.jp」や「.cn」などの国を指定するドメインは…その国では有利に働く可能性があります。
しかし、グローバル検索時には制限を受ける可能性もあります。
また、日本を対象としているサイトが、他のccTLDをドメイン名を使用している場合はマイナスに働くこともあるようです。
一部のccTLDは、gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)して扱われるモノもあります。

Google は、「.tv 」や「 .me 」など一部の国別コード トップレベル ドメイン(ccTLD)を gTLD として扱います。
「.tv 」や「 .me 」のようなドメインは、特定の国をターゲットとするものではなく…「テレビ局などが好んで使う.tv 」の様に…汎用的であるとみなすユーザーが多いのがその理由とされています。
ドメインの中にキーワードを使用するとことは…検索結果でドメイン中のキーワードが太字表示されることからも、検索順位に影響があると言えます。しかしそれは微々たるものだと考えられています。
日本語ドメインも一時期大きなプラス要因となりましたが、現在でさほど大きな影響ははないようです。(Punycode変換の必要性などから敬遠されることもあります)
Mozは、サブドメインとサブディレクトリ中のキーワードは、検索順位に影響を与えると考えています。
サブドメインとサブディレクトリの違いについては…ここの説明をご覧ください。
Googleは、サブドメインとサブディレクトリを同等に扱っていますが、SEO的にはサブドメインよりもサブディレクトリの方が高く評価されているようです。
Whois情報をドメインの所有者が頻繁に変えると、Googleによってサイトの履歴がリセットされることがあります。
ドメイン履歴のリセットに関係する条件は、以下の9つです。
1.URLとコンテンツが何週間も同じ状態を保っている
2.URLはすべて同じままだが、新しいコンテンツがページに若干追加されている
3.URLはすべて同じままだが、まったく新しいコンテンツがページに作られている
4.既存のURLは同じままだが、新しいURLとテキストのコンテンツが作られている
5.既存のURLは同じままだが、外部リンクが張られた新しいURLとコンテンツが追加されている
6.コンテンツとURLが変わったが、ドメインは依然としてそのままである
7.数週間経過した後に既存のコンテンツとURLを異なるドメイン、ただしすでに運用暦のあるドメインにリダイレクトする
8.ドメイン名が別のドメインに直ちにリダイレクトされ、元のドメインのコンテンツもすべて移動される
9.ドメイン名が別のドメインに直ちにリダイレクトされ、元のドメインのコンテンツがすべて削除される

【追 記 1】
Reddit で Google のジョン・ミューラー氏は、ドメインのリセットボタンが存在しないことを明言しています。
つまり…過去にペナルティを受けていた(悪い過去のドメイン情報など…)ドメインをリセットする手段がありません。
新規取得するドメインの歴史などは自分で確認する必要があります。

There’s no “reset button” for a domain, we don’t even have that internally, so a manual review wouldn’t change anything there. ドメインの「リセットボタン」はありません。内部的には何も持っていないので、手動によるレビューでは何も変更されません。
Googleは、ドメインの所有者が「(スパム)を発信する人…および事業者」であると特定している場合は、その人物が運営する他のサイトも調査をします。
mozドメイン中のキーワードの位置
2013年のMozの調査によると、ドメインの真ん中や後ろ配置するよりも…ドメインの先頭にキーワードを配置する方が、SEO的に有利であるようです。
一昔前は…キーワードと完全一致するドメインは強力な影響力をもっていました。
しかし、EMDアップデート【検索キーワードをそのままドメイン名にしているサイトを対象に、品質が悪いと判断したサイトに対して”ランキングを下げる事を目的としたGoogleのアルゴリズムアップデート】によって、サイトの質が低い完全一致ドメインは軒並み順位を下げました。
当初EMDアップデートは、英語圏のクリエを対象にしていました。正式発表はありませんが…日本語ドメインにも導入している可能性が高いと言えます。
通常は、検索結果が同一のドメインで占領されない様に、1ページ目は様々なドメインが表示されるよう施策されていますいます。
アクセス元のIPアドレスから地域を割り出し、その地域に関する情報を提供する仕組みが出来上がっています。
例えば…日本からの検索の場合、サーバーやドメインが日本にあるサイトを優遇して表示しています。
関連記事
お問合せバナー
scroll-to-top