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SEO業者を一掃!新しいGoogleのアルゴリズム
このアルゴリズムの完成を待ったGoogleは、これまで外部評価に頼らざるを得なかったアルゴリズムを独自の評価基準を作ることで、安定的なランキングを確保。続いてリリースしたペンギンアップデートで初めて、違法性の高い外部リンクにメスを入れました。安定的なランキングを維持しないままにペンギンアップデートを行使した場合、Googleサーチクオリティチームからの警告文やそれに対しペナルティ回避の対処など猶予時間を持つことを含めて、タイムラグが大きく不平等になることを回避したという見方もされます。いずれにせよ…panda・penguinアップデートは準備され行使されました。
当時は「被リンク」の「質」と」量」だけが検索順位を左右する要因となっていました。
ほとんどのSEO業者は「被リンク」を張るだけの脆弱なSEO対策で成果報酬を掲げていました。
ペンギンアップデートが施行されると、スパムの疑いが高いサイトからの被リンクを持つサイトに「Googleサーチクオリティチーム」から一斉に警告が送られました。
被リンク元サイトは「リンクパワー」を失い…やがて成果報酬を得られなくなったSEO業者はこのビジネスから撤退をせざるを得なくなりました。
あとの項目でも書きますがこれだけでは浅い見識と言えます。
Googleが新しく手に入れたアルゴリズムは世界の天才を集結させて作り上げた緻密な計算から成り立つものです。「index数」で順位が決まるなどという単純なものではありません。
外部対策の概念はさらに進み…発リンクを啓蒙しサイトが参考にするサイトをお互いが推薦しあうようになりました。これこそが健全な「被リンク」であり…お金で売買されたリンクを評価する必要もなくなりました。
パンダアップデートではコンテンツの質を評価するアルゴリズムが施策され、細部にわたった項目があるようです。例えばこれまでの「検索キーワード」に共起語や関連キーワードのデータベース化が進み、文章のクオリティを評点するアルゴリズムも開発。閲覧者がサイト回遊するデータも取得し、サイトの採点に大きな役割も持たせました。
Googleは外部対策だけで評価するアルゴリズムから…バランスよく評価を分散させることでSEO業者の参入を阻止するようになりました。
さらにGoogleがすごいのはアルゴリズムに沿ってサイトを評価する概念からサイト運営者を育てる概念へチェンジしたところではないでしょうか?
アナリティクスやWebMasterToulではサイト運営者がマーケティングできる細かな情報が取得出来たり、それらの活用法などをウエブマスターツール公式ブログで公開したりと…真面目なサイト運営者を支援するスタンスです。
Googleは検索エンジンが健康であるためにサイト運営者までもを教育をする世界を目指しています。
ウエブサイトの役割の変化
1994年Yahoo!が人の目で審査をするディレクトリ型の検索エンジンを提供。普及モデルとなりました。
サーバー技術が向上し、インターネット上に膨大なホームページのデータがあふれました。それを自動的に回収し、自動登録できるような検索エンジンが登場。その代表的な検索エンジンがGoogleです。
Googleは、ロボットと呼ばれる、ホームページ自動収集プログラムを365日稼働させ、全世界からホームページのデータの収集をにしました。このロボットはデータを集めることから、クローラーと呼ばれ、WEB上のファイル(HTML文書だけでなく、画像・PDFまで含む全般)を収集しました 。
検索エンジンが機能すると検索環境は劇的に変化しました。検索エンジンのおかげで比呂美とは探したい情報を見つけることができるようになりました。
この時代のウエブサイトとはまさに「タウンページ」としての役割と言えます。
業種でほしい情報を検索したり…会社名で検索をしたり。
企業や大手量販店などがホームページを作り、インターネットで情報公開をした時代です。Web市場を「おいしい」と感じた賢者たちは有利にWebビジネスを展開する方法論を編み出しました。まだ脆弱なGoogleのアルゴリズムを利用して検索順位を違法に上位表示するテクニックが追及された時代でもあります。
便利になる検索エンジン…。その順位は不当なものではありましたが、消費者は検索エンジンの検索結果を信用し…参考にしました。
しかし、「食べログの口コミ操作やらせ事件」の業者が摘発されると、ウエブサイトの信ぴょう性も疑われ…SEO対策も「食べログの口コミ操作やらせ事件」と変わりないという風評被害が広まりました。悪徳SEO業者とイタチごっこはを繰り広げていたGoogleは2014年ついに大幅なアルゴリズム変更をし、SEO業者の摘発に力を注ぎました。
そしてGoogleはアナリティクスを通じてサイト運営の在り方を広く流布。真面目にサイトを運営して、有益な情報を提供するサイトを高く評価するルールを作りました。
SEO対策という言葉は今も生き続けています。未だに生き残る業者も存在します。しかし、それが不当な行為であるのなら?近い将来必ずGoogleは取り締まるでしょう。
それは信頼できる検索結果を得る為に…必要不可欠なことだからです。成長期に何万と存在した検索エンジンの頂点に立ったGoogleは、Web界の生態系の頂点に立っていると言っても過言ではありません。その収益は全世界のテレビCMの収益を上回るまでに成長しています。
この利益を守るためにGoogleはあらゆる努力をするでしょう。
MicrosoftがOSシェアを活かし、検索エンジンBingを拡大しています。Googleも殿様商売をしていられません。検索エンジンの生命線こそが信頼です。
Googleはサイト運営者を育てる施策に打って出ています。その施策に乗っかることが検索エンジンGoogleに評価される唯一の方法論です。だって検索エンジンGoogleの神はGoogleであり創造者なのですから。
私たちはこう考えます。SEO業者が順位操作の為のテクニックで不当な検索結果を作り出していた時代が終わりをつげ、努力が報われる時代がやってきたのになぜ努力を惜しむのか?
それこそ不平等時代の残像に、疑心暗鬼が抜けきれない経営者のエゴではないでしょうか?
今こそ、Web市場を獲りに行くときです。
ロングテールが生み出す流入数
ロングテール理論はアメリカのAmazonやネットフリックスなどのビジネスモデルを説明するためにアメリカ『Wired』誌の編集長であるクリス・アンダーソン(Chris Anderson)によって提唱された理論です。
ロングテール理論はインターネットを用いた商品販売の手法の1つで、販売機会の少ない商品でも…アイテム数を幅広く取り揃えることで、人気アイテムよりも総体としての売上げを大きくするものである。
日本でもおなじみのAmazonブックスではベストセラー商品よりも1冊しか売れない商品が永遠と続くさまをグラフにした際、恐竜のしっぽに見えることからロングテール(長いしっぽ)※図参照と呼ばれている。
もし貴方が、GoogleWebMasterToulやグーグルアナリティクスなどのアクセス解析をお使いになっているのなら、ロングテールワードの流入数がどれほどSEO対策を優位に展開しているかはご理解いただけることと思います。
ご自分のアクセス解析の中でも「サイトに訪れた検索キーワード」の項目を見ればきっと驚かれることと思います。
検索エンジン利用者は貴方が施策するワードよりも…「貴方が予期しないワード」…で貴方のサイトを訪問しています。
この「貴方が予期しないワード」こそがロングテールワードなのです。
SEO業者が「成果報酬」を看板に「被リンク」を販売し荒稼ぎをしていた時代です。
2012年のGoogleアルゴリズム変更で、「被リンク」が取り締まりを受け、徐々に対策の為の被リンクも取り締まりを受け、2015年ごろには9割以上の被リンク業者が撤退を余儀なくされました。
Googleが新しく打ち出したアルゴリズムでは、同一テーマを重んじて優良な情報の提供をするサイトを評価するようになりました。
このアルゴリズムで最も有効なSEO対策こそがロングテールSEOだったのです。
元来Googleは閲覧者を「より有効な情報」へ案内することを目的としていました。しかし、これまでのSEO対策では「人気ワード集中型」のサイト作りとなっていました。サイト運営者が自分の個性を知り、良い部分を伸ばすスタイル…そう、キーワードの分散こそが、閲覧者を有効な情報へ案内する方法論だとGoogleは考えました。
2012年のペンギンアップデートではページ数が多いサイトを高く評価するようになりました。この背景にあるものこそが…放置サイトから運営サイトへの意識改革です。
インハウスSEOに警鐘を鳴らし、サイトを作って放置するスタイルから水からサイトを管理運営するスタイルを啓蒙したのです。
これこそがまさに健康的なサイトの在り方であるとGoogleは考えています。
これまでの被リンクをお金で買ったサイトが上位に表示されるアルゴリズムでは閲覧者が不利益を得ることになってしまいます。
しかしやみくもにテキストを増やせばいいというものでもありません。以下は理想とするロングテールSEO環境です。
1.サイト設計で更新項目を設置する。
2.サイト更新環境を整える。
3.サイト更新のルーティーン化。
4.サイトテーマを明確にする。
5.サイトテーマに準じたページを作る。
6.ページボリュームは2000文字を目指す。
サイト内に「お客様の声」「施工実績」「ブログ」「豆知識」など、あらかじめ更新するためのページを作りこみましょう。設計段階で組み入れなければ、更新作業をしても、まとまりが悪く閲覧者が利用しにくいサイトになるのでユーザビリティを高めるために必ず設置しましょう。
論部テールワードを整えるには?必ずCMSを導入しましょう。たとえHTMLを理解していてもCMSを導入することで更新作業が飛躍的に楽になります。日々の更新が苦痛になれば更新を怠る原因となります。高いモチベーションを維持するために必ずCMSを導入しましょう。
※Wordpressなら無料で導入できます。
サイト更新は毎日、日常業務の一環としてルーティーンワーク化することをお勧めします。
朝礼や日報を書くのと同じく、社員一人一人がブログなど担当の項目を作り必ず出勤したらブログを書くように義務付ける、1日30分の時間を割くだけで1年間で大きな売り上げにつながります。
サイトは単一のテーマに沿って作ることをお勧めします。本業と副業がある場合は必ず2つのサイトを別々にオープンさせましょう。Googleはサイトの専門性を厳しく評価します。サイト閲覧者をサイトに案内する際、ボリュームのある複数テーマのサイトに案内しても迷わせてしまうと判断しています。
更新ページの内容は必ずサイトテーマに準じたものにしましょう。特にブログというあいまいなテーマのページが陥る失敗ですが、書くことが無いからと言って今夜の献立や近所のお店紹介などテーマから外れたページが増えると、サイトの専門性が薄れてしまうだけと判断されます。ページボリュームが増えてもマイナス要因になると心得ましょう。
これについては目標値と考えてください。一般的には1000~2000文字程度が望ましいとされています。一言ブログのようなものでindex数を稼いでも無駄だと考えてください。Googleはindex数よりもトータルのテキストボリュームを優先します。現在は一言ブログをマイナス評価している傾向が確認されていませんが、近い将来必ずマイナス評価されると考えています。
賢くなる閲覧者と検索環境の変化
平成26年末の情報通信機器の普及状況をみると、「携帯電話・PHS」及び「パソコン」の世帯普及率は、それぞれ94.6%、78.0%となっている。また、「携帯電話・PHS」の内数である「スマートフォン2」は、64.2%(前年比1.6ポイント増)と急速に普及が進んでいる(図表7-2-1-1)。
普及するインターネット利用者数に伴い、ウエブサイト数も急上昇を見せている。世界的には飽和状態と言われたサイト数ですが2015年の調査では2度目の10億サイトを越えたとの報告もあります。
日本のサイト数は未だに成長している模様ですが、ドメインの分散しているためその実態はつかめていない。(.comなどのドメインが主流の為)jpドメイン数だけでも2017年現在、50万弱が確認されています。
欲しい情報を早く見つけるために創意工夫をし、検索エンジンは利用者のニーズにこたえようと技術開発を繰り返しました。
単一ワードだった検索は複合ワードとなり…今はニッチワードでの検索が主流となっています。つまりこれまでの検索エンジン利用者は…
「ダイエット」→「ダイエット サプリメント」→「骨盤ダイエット バスタオル」
といったワードを使いこなすようになり、ダイエットだけでほしい情報が手に入らないことを学んでいるようです。
この検索結果から「沖縄ダイビング」は夏になるごとに検索数が増えていることがうかがえます。
興味深いのは2012年 2013年とピーク時は100」に到達していますが、2014 2015 2016は「75」にしかなっていません。
これは、沖縄へ旅行する人の数が減ったわけではありません。もちろんdivingの需要が落ちたわけでもありません。
「沖縄体験ダイビング」や「沖縄シュノーケリング」「万座毛ダイビング」など、より目的に合わせた検索ワードで検索エンジン利用者が検索をするようになったため、「沖縄ダイビング」と言うビッグワードでの検索率が25%も下がったのです。
これこそが検索エンジン利用者が賢くなって検索ワードが分散している証拠です。
ビッグワードの50位からはほとんど流入数を得られません。しかしニッチワードの5位からなら流入数は見込めます。
弊社が提唱する「インハウスSEO」ですが、「インハウスSEO」では50位前後の検索結果です。
しかし「インハウスSEO 激安」という複合ワードにするだけで弊社のホームページは1位~4位までを独占しています。
複合ワード全盛の時代です。ライバルの多いビッグワードに固執するのではなく、ニッチワードの発掘を目指すのが現在最も有効なSEO対策ではないでしょうか?
SEO対策は賢くする時代です。愚直にしていても意味はありません。
AIDMAとAISAS
これまでの消費行動「AIDMA」とは?
AIDMAは、消費者が商品を認知してから購入に至るまでのプロセスを表した言葉で、1920年代に米国のサミュエル・ローランド・ホール氏によって提唱されました。
「Attention(認知)」
「Interest(関心)」
「Desire(欲求)」
「Memory(記憶)」
「Action(行動)」
の5つの段階のそれぞれ頭文字をとり、「AIDMA」と呼ばれています。
この5つのステップは大別して
「認知段階(Attention)」
「感情段階(Interest・Desire・Memory)」
「行動段階(Action)」
の3段階に分けられます。
「認知段階」では、消費者は最初に、新聞折り込み、テレビCM、雑誌広告・Webサイト・SNSなどから商品の存在を認識します。
「感情段階」では、商品を意識して「好き嫌い」や自分にとって「必要か不要」かを検討します。
「行動段階」では 「感情段階」の」判断に基づいて商品の購入を行います。
プロモーション計画を策定する際の基本的なフレームワークとして、広く定着される「AIDMA」は自動車や住宅、化粧品など…実際に商品を購入するまでの期間が長く、消費者が検討を重ねる傾向がある商材ほど有効とされています。
インターネット普及時代の新しい消費行動「AISAS」
1995年…大手広告代理店の電通によって提唱され、2005年に電通の商標として登録されたのが「AISAS」です。
「AISAS」は…「AIDMA」の考え方がインターネットが普及した現在にそぐわないとし、
新しい消費行動の形として提唱されたものです。
「AISAS」では、「AIDMA」にあった「Desire(欲求)」と「Memory(認識)」を「Search(検索)」に置き換え、「Action(行動)」の後に「Shere(共有)」が追加されています。
「Attention(認知)」
「Interest(関心)」
「Search(検索)」
「Action(行動)」
「Shere(共有)」
の頭文字をとって「AISAS」となります。
「Search(検索)」は、消費者が商品の存在を認知して興味を持ち、商品名や関連するキーワードをパソコンやスマホ…タブレットなどの検索エンジンに入力して情報を得ようとする行動を指します。
「Share(共有)」は、商品の購入後、アメーバやFC2、ヤフーやライブドアなどのブログ…ツイッターやFacebook…G+やlineなどのSNSなどのソーシャルメディアを通じて、消費者どうしが商品の感想を発信・共有し合うことを指します。
このSearch→Action→Shareは、インターネット普及後の消費行動の変化を端的に表れしています。
インターネットの普及は情報の入手を便利にしました。
検索エンジンによって一瞬で入手できる情報は、消費者が発信するクチコミ情報と相まって…消費者の意思決定に大きな影響を与えるようになったのです。
AISASモデルを軽視してビジネスを逃す典型
弊社のクライアントに「住宅リフォーム」の会社がありました。
この会社は定期的に新聞折り込み広告を入れていたのですが年々、広告の効果が薄れていると相談をしてきました。
1回の新聞折り込み広告は印刷代等が20万円、折り込み代が10万円くらいでした。
3万件程度の折り込みでしたが、1回の広告で2~5件の引き合いがこれまではあったそうです。
それは2013年ころから広告効果がどんどん薄れ、ついに昨年の広告では1件の問い合わせもなかったそうです。
この話を「時代」のせいだと思う経営者こそがまさに淘汰される経営者と言えます。
「Attention(認知)」→「Interest(関心)」→「Desire(欲求)」→「Memory(記憶)」→「Action(行動)」
新聞折込とはまさにこの消費行動と言えます。
折り込み広告を見ることで消費者は「住宅リフォーム」について「Attention(認知)」します。
そして家族の話題となり「Interest(関心)」を深め「Memory(記憶)」に残ります。
しかし現代の消費行動では「Action(行動)」へと移行しません。
必ずもっと条件のいい会社はないか?もっと安い業者はないか?と消費者は「Search(検索)」します。
ウエブサイトに優位点がない会社ではこの段階で仕事を同業他社にとられてしまいます。
顧客を発掘したのは折り込み広告を出した会社です。
しかし「Search(検索)」が加わることで、これまで「Action(行動)」を得ていた「AIDMA」企業は「時代」や「タイミング」へその責務を押しやって現実から目をそむけます。
今の時代大型量販店からスマホでAmazonや価格ドットコムへアクセスするのは当たり前の時代です。
まして、家庭で落ち着いた環境があれば必ず「Search(検索)」をするでしょう。
もしご自分の消費行動が「AISAS」ならWeb市場を軽視してビジネスが成功するわけありません。
若い世代はスマホ全盛になるでしょう。
顧客の掘り起こしに数十万円投資して「Action(行動)」を奪われるビジネスモデル。
貴方のビジネスは勝ち組ですか?負け組ですか?